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京都タロット宙のメサージュ< 奇想庵

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京都タロット宙のメサージュ< 奇想庵

2019/11/11 02:13

『ミカヅチ』は図柄と名前の響きから、まずは雷、イカヅチが連想されるが、その前に、ミカヅチの由来である武甕槌神(タケミカヅチノカミ)は、イザナギの「剣」についた血から生じたとされる剣の神。このことはイザナギの在る稲穂の宮で育ててきたものが一つの完了を迎え、新たなステージへと変化を遂げたことを告げる。神武東征を助け天孫降臨のきっかけを作った武甕槌神は、過激なまでの劇的な変化を暗示する。伝統や権威の失墜があるかもしれない。手放し難かった価値観や想いが崩されるかもしれない。子供が小さな三輪車から自転車に乗り替えるように、新しい時代に即さないものは捨てられる。それは、青く渦を巻く空で表されているように「晴天の霹靂」的な訪れ方をするかもしれない。
また菅原道真公は雷神と同一視され、彼を不遇に陥れたものを雷を落として懲らしめたされたが、シンボリズム的に解釈するなら、新しい秩序(変革)のために、古い(汚染された)秩序を壊したと見るべきだろう。さらに、雷は天啓の象徴としても使われる。永い思索を喝破するごとくの偉大な閃きを予感させる。