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京都タロット宙のメサージュ< 奇想庵

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京都タロット宙のメサージュ< 奇想庵

2019/11/11 02:15

西洋タロットの『死』、『死神』に相当するカード。それは、徹底した「変容」。おどろおどろしく見えるのは、「死」にまつわる禁忌のイメージを直視するため。私たちは、現象としての「死」を怖れる。自分の死、身近な人の死…あったものが無くなることを怖れる。このカードの指し示す死は、まさに妥協のない意識の死を意味する。変容を迎えるとは、一つの状態が完全に終わること。蝶は、一つ前のさなぎとは違う姿をしている。ましてや、その前の芋虫からは想像もつかない。前の状態が完全に消えようとする時の、その恐怖(のイメージ)が描かれている。それは妥協なく行われる。もしも、わずかでもその死に甘えがあれば、変容は失敗する。今望まれているのは、完全なる移行、変容である。
死神に吊るされている女性は、井戸に投げ捨てられなければならなかった。井戸は地底につながる。つまり、すべてのものと繋がっている場所。コンピュータで言えば、『クラウド』。死とつながる井戸にこそ、生の神秘がある。イドへの完全なる信頼が試される。怖れと共に井戸の深みに降りよ。本当に死ぬものは何か?そして、それでも死なないものは何か?