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京都タロット宙のメサージュ< 奇想庵

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京都タロット宙のメサージュ< 奇想庵

2019/11/11 02:17

勾玉の宮で‘結婚’を果たし、剣の宮で一度‘死’んだ意識は、大アルカナ最終宮の『鏡』に至り地の底より「宙」に蘇る。立ち上がる童子は「宙」と書かれた金太郎の前掛けをしている。真の純粋さ、こだわりのなさを持って世界に再誕生する象徴。鏡の宮はこの『クラマ』が鍵。クラマという響きから「鞍馬山」を思い浮かべる人もいるだろう。遠い昔に金星から鞍馬山に降り立ったとされる魔王尊は、全ての魔を屈服させ善に転じさせる力ある存在と言われる。また「サナート・クマラ」というヒンドゥー神話の賢者は永遠の若者として、私たちの内部に生き続ける。西洋タロット『世界』に対応する『クラマ』は、世界とはまず私たちの内部で起こることだと告げる。

玄武は、一般に亀に蛇が巻き付いた姿で描かれるが、ここでの蛇は亀の乗るしめ縄に見ることができる。邪気を祓い、神域との結界を意味するしめ縄と、強靭な亀の甲羅に守られ彼(太郎)は蘇る。月の満ち欠けは、宇宙のリズム、新たな秩序が世界にもたらされたことを表す。