2019/11/11 02:10
ヤマトは日本国の古称「大和」「倭」として知られた。このカードのモデルは「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」で、神話上の英雄として有名。光る剣を右手に、左手に兎を抱え守る。兎は日本女性の象徴。八咫烏...
2019/11/11 02:09
「ムスビ」は西洋タロットの「恋人たち」。縁を「結ぶ」のムスビ。また、神話におけるムスビとは「産霊(ムスヒ)」のことで、天地万物を生み出す霊妙な力とされる。日本神話の最初、国自体を造り出した神も、タ...
2019/11/11 02:08
コノハナのカードは、一目見て西洋タロットの『運命の輪』と対応しているのがわかる。虎は五百歳を迎えると白虎になるとされる。成熟を表し、知恵と強さを備え、身籠っている女性を強く守る。また白虎は月の女神...
2019/11/11 02:07
勾玉の宮の入り口にいるのが「拾四・タマ」。彼女の手の上の水晶珠は、西洋の賢者の石に近い。人生を変容に導くタマである。「タマ」と言う響きは、魂、霊力を連想させる。日本の神話や民話にも、たとえば山幸彦...
2019/11/11 02:06
稲穂の宮の締めくくりが、「伍・イナリ」。トリイを鍵とするなら、イナリは鍵穴。あるいは、イナリがこの宮全体の鍵であると解釈できる。稲穂の宮のキーパーソン。この宮における新しい可能性を司る。イナリ(稲...
2019/11/11 02:03
イザナギもまた、トリイで手にした稲穂を持つ。このことは、この地上で、イザナミと同じく「稲穂」を以て生きることを表している。イザナミの稲穂が血肉になり、内的にも支えることを意味するなら、父性を表すイ...
2019/11/11 02:01
四のイザナギと合わせて「ほは こころ」という一つの文が浮かぶ。イザナギ、イザナミとも、和の心でもある「稲穂」を手にしている。拾壱のトリイで手渡された稲穂とも考えられる。日本人にとって、米は主食。実...
2019/11/11 02:01
東にイザナギ、西にイザナミ。彼らの仲人としてのククリヒメ。月下氷人。鳥居をくぐり、聖なる結婚、縁を結ぶこと、結ぶ者を表す。山に浮かび上がる女神は、白山明神とも呼ばれるククリヒメで、彼女が合掌するこ...
2019/11/11 01:59
稲穂の宮の前には鳥居が構える。鳥居は神域との結界。鳥居をくぐり、都(宮)に出(いで)る…入洛の時は来た。憧れの「世界」への道だ。紅い鳳凰は、新たな世界への招きの印。具現化する前の「神域」であった「こ...
2019/11/11 01:58
たろうは、「いちひめ」の力によって、世界を覚える。たろうが「種」なら、いちひめは「水」である。水は霊力。水を与えられ種は芽吹く。水の星であるこの地上の力を象徴するのが、『壱・いちひめ』である。しか...
2019/11/11 01:57
この京都タロットにおいて、その要であり、最も特徴的と言えるのが、「たろう」と「いちひめ」。この2枚は一対である。世界が生まれると、事物は即(好むと好まざるに関わらず)二元性が生じる。現象世界のこの...